Dec 06, 2010

状態の記号ゴールドカード

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 兵庫県尼崎、伊丹両市で今月、犬を散歩中の住民がアライグマに襲われる被害が相次いでいる。

 これまでにも農作物を食い荒らしたり、文化財を傷つけたりするケースはあったが、人的被害が連続するのは異例という。「犬に敵意を持つ個体の犯行」とみる専門家もいるが、理由は謎のままだ。愛らしいイメージだが、その本性は器用な前脚と鋭い牙で攻撃する「ケンカの達人」。19日、1匹を捕獲したが、夏休みを前に、子供への被害も懸念され、関係者らは警戒を強める。

 「かわいらしい動物じゃない。怖くて外に出られない」。尼崎市の自宅近くで被害に遭ったパート女性(48)は声を震わせた。女性は5日夜、散歩中の犬とアライグマがけんかになり、引き離そうとして足を約3回かまれた。くるぶしなどを計5針縫うけがで、今も痛々しい歯型が残る。

 現場近くで目撃した男性(60)は「約2センチの鋭い牙をむき出し、『シャー』とうなり声を上げて威嚇してきた。あの牙で子供が首をかまれたらと思うと、ぞっとする」と話した。

 被害は3〜16日の早朝と夜間、半径わずか1キロ余りの地域で発生。両市は水路など計8か所にわなを仕掛け、19日早朝には、尼崎市田能の側溝のわなに体長約30センチのアライグマ1匹がかかった。しかし、市は「周辺には、ほかにも複数のアライグマが生息する」と、引き続き警戒を強める。

 東日本大震災の復興支援のため、海外から日本赤十字社(日赤、東京都)に寄せられた募金約230億円のうち約190億円が家電の現物支給に充てられ、震災から4か月たった現在も3分の1の被災者の元に届いていないことが、分かった。

 対象者が約9万世帯にも上り、家電の調達や配送に時間がかかっていることが原因で、海外からの善意が十分に生かされない状態になっている。

 震災後、米国の歌手レディー・ガガさんや、韓国の女優チェ・ジウさんら著名人が相次いで寄付を発表したこともあり、海外の44か国・地域の赤十字社などを通じて海外から寄せられた募金は過去最高の約230億円に上った。日赤はこれを現金支給の「義援金」とは別の「海外救援金」とし、その8割超の約190億円を家電の現物支給に充てた。

 現物支給されるのは、薄型テレビ(32型)、冷蔵庫(約300リットル)、全自動洗濯機、炊飯器(5・5合炊き)、電子レンジ、電気ポット(2リットル)の6点(計約20万〜25万円相当)。仮設住宅や公営住宅など「応急仮設住宅」の被災者が対象で、避難所や自宅で暮らす人などには支給されない。

 医療にかかわる悩みを気軽に相談できる民間運営の「暮らしの保健室」が、東京都新宿区の団地の空き店舗跡にオープンした。主に在宅医療を受けている人を対象に、治療法の選択や病気との向き合い方、さまざまな支援制度、医療費対策などの相談に看護師ら専門スタッフとボランティアが無料で応じる。【永山悦子】

 「保健室」は、約3000戸からなる新宿区の都営住宅「戸山ハイツ」の一角にある。1970年代から開発が始まった巨大団地は高齢化が進み、住民の45%が65歳以上という。書店などに使われていた団地1階の空き店舗(約70平方メートル)を改装し、木の香りが漂う相談スペースに生まれ変わった。

 運営するのは、同区内で訪問看護ステーションを経営する民間企業「ケアーズ」。がんなどの病気を抱えながら自宅で療養するケースが増える一方、医療や介護、医療費に関する制度は複雑で、病院以外に相談できる場所が少ない。そうした悩みを打ち明ける患者や家族と多く接してきた訪問看護ステーションの秋山正子・統括所長が、英国で普及しているがん患者の相談施設を視察、「日本にも同じような施設があれば」と構想を温めてきた。アイデアを知った空き店舗の所有者が、スペースを格安の家賃で提供した。改装費は自費で賄ったが、運営費は厚生労働省の在宅医療連携モデル事業の予算を活用、無料での相談が実現した。

 今月1日の開所以来、「夫がパーキンソン病と診断された。どこに相談すればいいか」「服薬が大量だが大丈夫か」などの相談に、訪問看護ステーションから派遣された看護師や保健師、薬剤師、ケースワーカーらが応じている。常駐のボランティアと世間話をし、安心した表情で帰る高齢者もいるという。

 「身近な場所で、具体的に困っていることに耳を傾けていきたい。学校の保健室のように、病気を持つ人が気軽に立ち寄れる空間があちこちにできてほしい」と秋山さん。

 戸山ハイツ以外の住民の相談にも応じる。開所時間は月〜金曜の午前9時〜午後5時。問い合わせは電話(03・3205・3114)で。

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